インフルエンザの流行が続いています。うちの子供もいきなり高熱が出てインフルエンザかと心配になります。
病院に行ってインフルエンザの検査を受けてもインフルエンザウイルスが陰性になる可能性があります。またインフルエンザウイルスに感染した場合は、学校の登校や保育園・幼稚園の登園が数日間禁止されます。そのため、熱が下がったといってすぐに学校に行くことはできません。
今回は、インフルエンザウイルス感染の有無を正確に確定診断してもらう方法と、出席停止の期間について調べてみました。
確定診断について
せっかく病院に行っても、インフルエンザの診断が正確にされないのでは病院に行った意味がありません。正確に診断されるためには発症後どの位に受診したらいいのでしょうか?
インフルエンザウイルスに感染すると、体内で急激にウイルスが増えていきます。多くの病院で行われるインフルエンザウイルス検出キットは比較的早く検査結果が出ますが、ある程度にまでウイルスが増えないと検出できません。そのため、インフルエンザウイルスに感染してすぐに検査をしても陰性になってしまいます。
検査について
検査で正確にウイルスが検出されるには、おおよそ発症後12時間以上必要となります。そのため発熱してもすぐには受診せず、しばらく様子を見るのがいいようです。
しかし、もしインフルエンザだった場合は発症後48時間以内にインフルエンザ治療薬を服薬開始しないと薬の効果が期待できないので、発症12時間後から48時間以内に受診をして治療を開始する必要があります。
症状について
症状でインフルエンザかインフルエンザ以外の感染症かを判断することができればいいのでしょうが、症状が似ているため判断がなかなかできないのが現状です。
しかし、インフルエンザと風邪で異なる症状もありますので、これも気にかけておく必要があると思います。
風邪の場合は、喉の痛みや鼻水、くしゃみ、頭痛、咳などの症状がゆっくり進行します。発熱に関してもインフルエンザと比べると軽度です。
インフルエンザの場合は、全身の倦怠感や関節痛などの症状が急激に進行して高熱が出ます。受診する前には、こういった症状があるかどうかを把握しておいた方がよさそうです。
インフルエンザによる出席停止
次にインフルエンザによる出席停止についてです。
保育園、幼稚園と小中学校、高校、大学では若干異なります。
保育園、幼稚園では、①発症(発熱)翌日を1日目として5日経過、②解熱した日の翌日を1日目としてとして3日経過、この①②をどちらも満たした翌日から登園可能です。
学校の場合は①は同じですが、②が3日でなく2日になります。
会社に関してははっきり決まっておらず、会社ごとの就業規則によって決められるようです。