インフルエンザの予防方法

毎年冬になると流行するインフルエンザ。今回はインフルエンザを予防する方法についてまとめます。

予防接種

効果的な予防方法の1つは、インフルエンザワクチンによる予防接種です。インフルエンザワクチンを接種すると、インフルエンザの発症を防ぐ効果があるのはもちろんですが、もし発症したとしてもその重症化(肺炎や脳症)を抑える効果が期待できます。インフルエンザワクチンの効果が期待できる期間は、ワクチン接種後おおよそ2週間から5ヶ月間と言われています。13歳未満の場合は2回接種した後の2週間後からになります。そのため、流行が始まる前にワクチン接種をする必要があります。

手洗い

手洗いも効果的な予防方法の1つです。手についたインフルエンザウイルスを物理的に洗い流す方法なので、指と指の間や爪の隙間までしっかりと行う必要があります。またアルコールによる消毒も効果があります。

なお、うがいによる予防効果は期待できないようです。これは、喉の粘膜にウイルスが付着するとすぐに体内に入ってしまうためです。体内に入ったウイルスはうがいをしても洗い流せません。

マスク

次にマスクについてです。ウイルスの大きさは一般的なマスクの繊維の隙間よりも小さいので、ウイルス自体の侵入を防ぐ事は難しいようです。しかし、感染した人が排出するウイルスを含んだ唾液や痰などをブロックすることが出来るので、マスクの着用は効果があるようです。また自分がインフルエンザにかかった場合、周囲の人にうつさないためにもマスクの着用が薦められます。ウイルスに触れないようにするという意味では、不必要な外出をなるべく避けるというのも1つの方法だと思います。

湿度

続いて湿度についてです。湿度が低いと気道の粘膜の防御機能が低下してインフルエンザに感染しやすくなります。加湿器などを使って適度な湿度を保つことが予防になります。適切な湿度は50〜60%位のようです。加湿器がない場合は、洗濯物を部屋干しをしたり湿らせたタオルなどを部屋に干したりすると加湿することが可能です。

生活面

またしっかりと休息をとって体に疲れを溜めないようにしたり、栄養のある食事をしてウイルスに対する抵抗力を維持するよう心がける必要があります。最近ではインフルエンザ予防効果が期待できるというヨーグルトが販売されているようです。

体温が下がると免疫力が下がると言われていますので、体を温める作用がある食べ物を摂るといいと思います。体を温める食材には、生姜、カボチャ、人参、ねぎ、レンコン、玉ねぎ、ニラ、りんご、オレンジ、鮭、マグロ、サバ、味噌などがあります。
体を温めるという意味では、しっかりとお風呂に浸かることも重要です。38〜40℃の少しぬるめのお湯で半身浴をするのがオススメです。