薬剤師が考える健康に大切なこと

認知症と間違えやすい病態

認知症と思っていても実は違う病気・病態であることがあります。
今回は認知症と間違えやすい病態とその違いついてまとめていきます。

せん妄

以上のことから、せん妄は意識障害による急性の精神症状で、不穏・易刺激性・暴言・幻覚などが出現して理解や判断が困難になった状態であるといえます。
せん妄は認知症と併発することが多く、認知症とせん妄両方の病名がつくことがあります。

うつ状態

統合失調症

色々な認知機能障害をきたしますが、認知症よりも発症年齢が若く、認知症ほど重篤ではありません。

健忘性障害

他の認知機能障害(失語、失行、失認など)がなく、重度の記憶障害が特徴。
その他に認知症と間違えやすい病態として、精神遅滞、詐病、虚偽性障害、加齢に伴う正常な認知機能低下などがあります。