頸椎椎間孔狭窄症とは? 原因と治療

X JAPANのリーダーであるYOSHIKIが、頸椎椎間孔狭窄症で頚椎人工椎間板置換の緊急手術を受けるというニュースがありました。
頸椎椎間孔狭窄症とはどんな病気なのか、その原因や治療についてまとめていきます。

頸椎椎間孔狭窄症とは?

神経の脳から続く神経は、脊柱(背骨のこと)の中を通り、椎骨の間から左右に出て内臓や筋肉などにつながっていきます。神経の通り道を脊柱管、神経の出口を椎間孔といい、脊柱管が狭くなって神経が圧迫される病気を脊柱管狭窄症、椎間孔が狭くなって神経が圧迫される病気を椎間孔狭窄症といいます。
これに、例えば頸椎椎間孔狭窄症狭窄という具合に、狭窄が起こっている部位が先頭に入り病名になります。

症状

脊柱管狭窄症は左右両方にしびれや痛みなどの症状が出るのに対して、椎間孔狭窄症では左右どちらか圧迫されている方に症状が出ます。
椎間孔狭窄症の症状としては、腰部椎間孔狭窄症の場合は、長時間立ったり歩いたりすると、左右どちらかの太ももから足の裏にかけてしびれや痛みが出て、立っていられなくなってきます。しばらく前かがみになって休むとしびれや痛みが改善してきます。腰を反らしたり、痛みがある側に曲げると症状が悪化します。
頸椎椎間孔狭窄症の場合は、首が突っ張って痛み、左右どちらかの手にしびれや痛みが出ます。

原因と治療

椎間孔狭窄症の原因には、運動、老化、職業などがあります。悪い姿勢を繰り返したり、老化によって椎間板の水分が減ると、脊椎が小さくなって、そこを通る神経が圧迫されてしびれや痛みが出ます。
椎間孔狭窄症の治療には、消炎鎮痛薬、筋弛緩薬、神経に作用するビタミン剤などの服薬、牽引や電気、ブロック注射などがあり、重症の場合は手術が行われます。