昔の病気といわれた結核ですが、欧米と比べて日本の患者数が近年増加傾向にあります。
今回は結核の感染経路と症状と結核の種類についてまとめていきます。
感染経路
結核は結核菌による感染症で、空気感染によって感染が広がっていきます。初めて結核菌に感染した後、4〜8週間で免疫が獲得されるので、それ以降結核菌に感染することはほとんどありません。
初感染後、長い年月を経て発病する成人型の慢性結核症(二次結核症)も、基本的には潜在していた初感染由来の結核菌による発病です。
結核菌の感染が疑われる場合は、家族、友人やその他に感染源として考えられる人との接触の有無、カラオケボックス、マンガ喫茶、ネットカフェなど、大勢の人が利用する密閉性の高い施設利用の有無、その他にツベルクリン反応歴、BCG接種歴、肺結核の既往歴、糖尿病、副腎ステロイドの使用歴、透析、抗リウマチ薬(抗TNFα抗体製剤)、HIVの感染、胸膜炎の既往歴、塵肺、腹部の手術など結核を誘発しやすい条件の有無を確認します。
症状
肺結核の自覚症状としては、咳、痰、胸痛、血痰、喀血、発熱、倦怠感、食欲不振などがあります。高齢者では、これらの自覚症状がみられないこともあります。
尚、結核菌は初めは肺に感染しますが、血液やリンパを介して全身に結核病巣を引き起こします。
結核の種類
肺結核以外には、気管・気管支結核、結核性髄膜炎、脳結核、骨・関節結核、腸結核、腎・膀胱結核、性器結核、肺門リンパ節結核、頸部リンパ節結核、結核性胸膜炎、結核性膿胸、粟粒結核、喉頭結核、咽頭結核などがあります。