メトグルコとグリコランは、共に一般名がメトホルミン塩酸塩という名前の糖尿病治療薬です。
この2つの薬は、一般名が同じなのに違う薬として取り扱われます。メトホルミン、グリコラン両方にジェネリック薬がありますが、それぞれのジェネリック薬も別の薬として取り扱われます。
今回はジェネリックを含めたメトグルコとグリコランの違いについてまとめていきます。
メトグルコ
メトグルコの用法・用量は次の通りになります。
1日500mgから開始し、1日2〜3回に分割して食直前又は食後に経口投与。維持量は通常1日750〜1500mgとします。1日最高投与量は2250mgまでとなります。
グリコラン
グリコランの用法・用量は次の通りになります。
1日量500mgより開始し、1日2〜3回に分割して食後に経口投与。1日最高投与量は750mgとします。
メトグルコとグリコランの違い
以上のように、メトグルコとグリコランを比べてみると、一番大きな違いは1日の最高投与量であることがわかります。ですので、グリコランが1日に750mgより多く処方されたら、処方医に確認をする必要があります。
ジェネリック薬の場合、商品名と一般名が同じことが多いので、「メトホルミン」と言われてもメトグルコ、グリコランどちらのジェネリックなのか判断ができません。そのため、メトホルミンの後に「MT」、「SN」というアルファベットがつけられて区別できるようになっています。
「メトホルミンMT」はメトグルコのジェネリック、「メトホルミンSN」はグリコランのジェネリックになります。
以上、今回はメトグルコとグリコランのジェネリックを含めた違いについてまとめました。