褥瘡評価の指標 DESIGN-R③

今回は、褥瘡の重症度を評価するための指標であるDESIGN-Rの項目のうち、Gで表されるGranulation(肉芽組織)、Nで表されるNecrotic tissue(壊死組織)についてまとめていきます。

G(肉芽組織)

創が治癒に向かっているかどうかを判定するために、創に占める良性肉芽と不良肉芽の割合を評価したのがGです。
良性肉芽が創の半分以上を占めていれば小文字のg、良性肉芽が創の半分以下、つまり不良肉芽が創の半分以上を占めていれば大文字のGで表します。

良性肉芽と不良肉芽の違い

良性肉芽とは、創の表面が鮮紅色で適度な浸潤環境が保たれている状態です。
不良肉芽とは、創の表面が白っぽかったり暗赤色であったりして、浮腫がありボコボコしている状態です。また、粘性の滲出液がみられます。

肉芽組織の評価

肉芽組織の評価は以下のように分類されます。
g0:治癒または創が浅い
g1:良性肉芽が創の90%以上
g3:良性肉芽が創の50〜90%未満
G4:良性肉芽が創の10〜50%未満
G5:良性肉芽が創の10%未満
G6:良性肉芽の形成がない

壊死組織が除去されて創がきれいになったにも関わらず、なかなかG→gにならず滲出液が続いて出ている場合は、感染の前段階であるクリティカルコロナイゼーションの可能性を疑って、感染創に準じたケアに切り替えると改善することがあります。

N(壊死組織)

壊死組織があると感染のリスクが高くなるので、壊死組織の有無を評価します。
壊死組織がない場合は小文字のn、壊死組織がある場合は大文字のNになります。様々な壊死組織が混在している場合は、占める割合が多い創をみて評価します。
壊死組織がある場合はそれを除去する必要があります。褥瘡が発症してから2週間くらい経つと、壊死した組織と壊死していない組織の境目がはっきりしてきます。この境目がはっきりしたら壊死組織の除去を行います。
治癒に向かう創であれば、外科的処置や自己融解によって柔らかい壊死組織になって消失していきます。

肉芽組織の評価

肉芽組織の評価は以下のように分類されます。
n0:壊死組織なし
N3:柔らかい壊死組織
N6:硬くて厚い密着した壊死組織

以上、DESIGN-Rの項目であるG(肉芽組織)、N(壊死組織)についてまとめました。