褥瘡評価の指標 DESIGN-R④

今回は、褥瘡の重症度を評価するための指標であるDESIGN-Rの項目のうち、Pで表されるPocket(ポケット)についてまとめていきます。

P(ポケット)とは?

ポケットとは、皮膚表面の創よりも大きく広がる皮膚深部の空洞のことを表します。ポケットがなければ小文字のp、ポケットがあれば大文字のPで表します。ポケットは、壊死組織が取り除かれないと肉眼で観察できません。

ポケットの測定

ポケットの測定は、長径(cm)と短径(長径と直行する最大径(cm))をかけた数値から創面の大きさであるSの数値を引いて測定します。測定するときは、測定値がバラつかないように毎回体位を同じにします。
ポケットが治癒せず残ったまま、創の表面が治ってしまう場合があります。そのまま放置すると、残ったままのポケットから感染が広がるリスクがあるので、創表面の傷口が小さいのに滲出液が出ている場合は、ポケットが残っていないかどうか確認する必要があります。
また、一方向に深いポケットがある場合は、その方向にずれが起こっていて、薬により治癒させることはできません。この場合は、座位などのポジショニングの調整を行い、一方向にずれが生じないような対策を行う必要があります。

ポケットの評価

ポケットの評価は以下のように分類されます。
P6:4未満
P9:4〜16未満
P12:16〜36未満
P24:36以上

以上、DESIGN-Rの項目であるP(ポケット)についてまとめました。