膀胱炎の予防に対してクランベリージュースが有効であるといわれています。その理由についてまとめていきます。
膀胱炎とは
まずは膀胱炎について原因と症状についてみてみます。膀胱炎は大腸菌などの細菌が尿道を通って膀胱に達し、そこで炎症を引き起こす感染症です。男性よりも女性の方が膀胱炎にかかりやすく、症状としては頻尿、排尿痛、尿が濁る、残尿感などがあります。
主に行われる治療は、ニューキノロン系抗菌薬やセフェム系抗生物質の内服です。
クランベリーの膀胱炎予防効果
クランベリーには、抗酸化作用を示すポリフェノールやアントシアニンが豊富に含まれています。
その他に、クランベリーにはキナ酸という物質が豊富に含まれています。通常、尿は酸性を保っていて細菌が生存しにくくなっていて、アルカリ性に傾くと細菌が増殖しやすくなってきます。このキナ酸は、尿を酸性に保ち細菌が増殖しづらい環境を作るため、膀胱炎の予防効果が期待できます。
膀胱炎に対してクランベリーを摂る場合は継続して摂る必要がありますし、そもそも膀胱炎に対しての予防効果は期待できないという報告もされているので、効果に期待しすぎずに補充療法的に摂るのがいいと思います。
尚、クランベリーはジュースの他にサプリメントやドライフルーツでも摂ることができるので、摂りやすい方法で続けることが大切です。