喘息の治療① 治療薬の分類

喘息の人の気道は慢性の炎症が起きており、刺激が加わることで喘息発作などの症状が起こりやすい状態が続いています。

喘息の治療には、喘息発作を予防するために毎日行う治療と、喘息発作が起きたときに発作を抑えるために行う治療の2つがあります。

喘息発作を予防するための治療をせずに、喘息発作が起きたときだけの治療を続けていると、気道がますます敏感になってしまい、喘息発作をくり返しやすくなります。

喘息発作が繰り返されると、気道の壁が厚く硬くなります。これを気道のリモデリングといい、この気道のリモデリングは喘息の難治化につながるため、喘息発作を予防するための治療を行う必要があります。

喘息発作を予防する薬

喘息発作を予防するために使われる薬はコントローラーといわれます。コントローラーには、慢性の気道の炎症を抑えるために使われる吸入ステロイド薬(ICS)、気道を広げて呼吸を楽にする長時間作用型β2刺激薬(LABA)、長時間作用型抗コリン薬(LAMA)、テオフィリン徐放製剤、アレルギーを抑える作用があるロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)やLTRA以外の抗アレルギー薬、抗IgE抗体、抗IL-5抗体、抗IL-5Rα抗体、経口ステロイド薬があります。

これらの薬のうち、吸入ステロイド薬(ICS)の使用が治療の基本になります。

また、最近では吸入ステロイド薬(ICS)と長時間作用型β2刺激薬(LABA)が一緒になった配合剤もあります。

喘息発作が現れたときに使う薬

喘息発作が現れたときに使う薬はリリーバーといわれます。リリーバーには、短時間作用型β2刺激薬(SABA)があります。