糖尿病治療薬⑧   配合剤

糖尿病の治療薬には、既存の複数の薬が配合されて1つの配合錠として存在する薬があります。

今回は、そんな糖尿病治療薬の配合錠についてまとめていきます。

イニシンク配合錠

DPP4阻害薬であるアログリプチン(商品名:ネシーナ)とビグアナイド薬であるメトホルミン(商品名:メトグルコ)の配合剤です。

イニシンク配合錠には、アログリプチン25mgとメトホルミン500mgが配合されています。

エクメット配合錠

エクメット配合錠は、DPP4阻害薬であるビルダグリプチン(商品名:エクア)とビグアナイド薬であるメトホルミン(商品名:メトグルコ)の配合剤です。

エクメット配合錠にはLDとHDがあり、LDにはビルダグリプチン50mgとメトホルミン250mg、HDにはビルダグリプチン50mgとメトホルミン500mgが配合されています。

グルベス配合錠

グルベス配合錠は、速効型インスリン分泌促進薬であるミチグリニド(商品名:グルファスト)とαグルコシダーゼ阻害薬であるボグリボース(商品名:ベイスン)の配合剤です。

グルベス配合錠には、ミチグリニド10mgとボグリボース0.2mgが配合されています。

スージャヌ配合錠

DPP4阻害薬であるシタグリプチン(商品名:ジャヌビア、グラクティブ)とSGLT2阻害薬であるイプラグリフロジン(商品名:スーグラ)の配合剤です。

スージャヌ配合錠には、シタグリプチン50mgとイプラグリフロジン50mgが配合されています。

ソニアス配合錠

ソニアス配合錠は、チアゾリジン誘導体であるピオグリタゾン(商品名:アクトス)と、SU剤であるグリメピリド(商品名:アマリール)の配合剤です。

ソニアス配合錠にはLDとHDがあり、LDにはピオグリタゾン15mgとグリメピリド1mg、HDにはピオグリタゾン30mgとグリメピリド3mgが配合されています。

トラディアンス配合錠

トラディアンス配合錠は、DPP4阻害薬であるリナグリプチン(商品名:トラゼンタ)と、SGLT2阻害薬であるエンパグリフロジン(商品名:ジャディアンス)の配合剤です。

トラディアンス配合錠にはAPとBPがあり、APにはリナグリプチン5mgとエンパグリフロジン10mg、BPにはリナグリプチン5mgとエンパグリフロジン25mgが配合されています。

メタクト配合錠

メタクト配合錠は、チアゾリジン誘導体であるピオグリタゾン(商品名:アクトス)と、ビグアナイド薬であるメトホルミン(商品名:メトグルコ)の配合剤です。

メタクト配合錠にはLDとHDがあり、LDにはピオグリタゾン15mgとメトホルミン500mg、HDにはピオグリタゾン30mgとメトホルミン500mgが配合されています。

メトアナ配合錠

メトアナ配合錠は、DPP4阻害薬であるアナグリプチン(商品名:スイニー)と、ビグアナイド薬であるメトホルミン(商品名:メトグルコ)の配合剤です。

メトアナ配合錠にはLDとHDがあり、LDにはアナグリプチン100mgとメトホルミン250mg、HDにはアナグリプチン100mgとメトホルミン500mgが配合されています。

リオベル配合錠

リオベル配合錠は、DPP4阻害薬であるアログリプチン(商品名:ネシーナ)とチアゾリジン誘導体であるピオグリタゾン(商品名:アクトス)の配合剤です。

リオベル配合錠にはLDとHDがあり、LDにはアログリプチン25mgとピオグリタゾン15mg、HDにはアログリプチン25mgとピオグリタゾン30mgが配合されています。

αグルコシダーゼ阻害薬 SGLT2阻害薬 SU剤 速効型インスリン分泌促進薬 チアゾリジン誘導体 DPP4阻害薬 ビグアナイド薬
イニシンク ネシーナ25mg メトグルコ500mg
エクメットLD エクア50mg メトグルコ250mg
エクメットHD エクア50mg メトグルコ500mg
グルベス ベイスン0.2mg グルファスト10mg
スージャヌ スーグラ50mg ジャヌビア

(グラクティブ)

50mg

ソニアスLD アマリール1mg アクトス15mg
ソニアスHD アマリール3mg アクトス30mg
トラディアンスAP ジャディアンス10mg   トラゼンタ5mg  
トラディアンスBP ジャディアンス25mg   トラゼンタ5mg  
メタクトLD アクトス15mg メトグルコ500mg
メタクトHD アクトス30mg メトグルコ500mg
メトアナLD   スイニー100mg メトグルコ250mg
メトアナHD   スイニー100mg メトグルコ500mg
リオベルLD アクトス15mg ネシーナ25mg
リオベルHD アクトス30mg ネシーナ25mg